資金を作るために株を始める人が多くいます。というより、ほとんどの目的は資金収集だと思います。しかし、生活資金であったり、「必ずなくてはならないもの」のために株を始めるのは少し危険かもしれません。

株は儲かるだけじゃない

2015年におけるソディックと住友重機の株価推移

東京証券取引所第1部に上場している企業の1つに、株式会社ソディックがあります。放電加工機などを手掛ける工作機械メーカーです。ではここで、2015年におけるソディック株の値動きを見てみましょう。2015年1月5日、日本市場が1年を始動したこの日、ソディックの株価は1,000円ちょうどという始値でスタートしました。3月末日には1,390円という年初来高値を付けますが、その後は下落基調に転じ、秋ごろまでその傾向が続きます。8月の下旬には690円という年初来安値も記録しました。11月下旬から12月上旬にかけては1,000円台を回復もしたものの、結局は年最後の取引を899円という終値で終えます。したがって、ソディック株の年間騰落率は約10%のマイナスでした。前年末の終値(987円)と比較しても9%ほどの下落です。
では次に、東証1部に上場している別の企業に注目しましょう。重工業の大手企業、住友重機械工業株式会社です。精密機械や建設機械、また産業機械などを手掛けています。同社についても2015年を振り返ってみます。さて、住友重機の株価は、2015年最初の取引で645円という始値が付きました。その後、春先に向けて株価は好調に推移し、4月上旬には843円という年初来高値を付けます。しかし、その後には軟調な展開が待ち受けていました。ここから下落基調に転じた株価は、10月初日に458円という年初来安値を記録します。とはいえ、それ以上の下落には至らず、その後は500円以上を維持して年末を迎えました。2015年最後となる12月30日には548円という終値を付け、この年のゴールを迎えます。こうして1年を終えた住友重機の年間騰落率は、マイナス15%という結果になりました。2014年最後に付けた終値(653円)と比較すれば16%ほどの下落です。